約 1,219,331 件
https://w.atwiki.jp/yuifellowship/pages/488.html
三世の状況 2世編から100年ほど経ち、ゴブリンとの勢力争いは未だに続いている 民兵のNo2(No1は飾り)となった唯ちゃんは己を鍛え続け、ゴブリンとの小競り合いや賞金首狩りで名を上げる ゴブリン戦争編 大軍で攻めると堅牢な逃げるし、少数で攻めると手こずる 向こうの損耗の方が大きいが、こちらも本腰を入れられない。 時々は互いにぶつかり合って消耗戦になり、今は回復期ですかね。 ハラボフと豪族たちが本気になれば、ゴブリンに勝てるが、何年かかるか分からない 追い詰めても、ほかの勢力が勢いを伸ばす。消耗しすぎると勝てても危うい 盗賊やら羊泥棒、遊牧民やらへの備え。対オークやらオーガの傭兵や兵士まで回さないといけない ゴブリン族の前哨は、村々をつなぐ街道を遮断する位置に作られている 旅人や行商人を襲ったり、家畜泥棒の後に逃げ込める拠点であり、 軍事的には、街道を軍隊が移動するのを見張ったり、狼煙で知らせることも出来る。 目立たないように隠蔽されているが、流石に大まかな位置は割れている。潰しても間を空けるとすぐに復活する 短期間に落として回れば守りにくい前哨を捨てて、幾つかに機能を集中させる。そうなればゴブリンの行動圏内が減って、ハラボフ圏内の物流も回復する 膠着状態に見えるが、敵に緊張を強いる上、活動を抑え込んでいる状態なのでいい膠着状態 唯ちゃんたちが拠点を幾つか潰したので圏内で税収増。近くの村の連中も生活が楽になった ゴブリンの砦 5 占拠された村 3 占拠された農場 11 前哨 8 → 7 → 5 住居らしき洞窟 複数 人狼編 トーリオ山中の村で集団失踪事件が起きる 唯は助太刀のアミル、友軍のノリスと共に調査に赴くが、生き残りも人狼の姿もなく、所々証拠隠蔽を施された痕跡を見つける 集団人狼化を確信した一行は撤退を決意するも、人狼からの追撃は無し。人狼はどうやら自由に姿を変えられるタイプらしい 仲間を増やそうとはせず、トーリオ山中に迷い込んだ人間を送り届けるなど、平和的な姿勢を示している 魔狩人編 人狼の噂を聞き付けた魔狩人が何十人もトーリオ山中やその周辺の村々に入り込む 村々に入り込んで人狼を探してる。疑わしい奴を捕まえて、水に落としたり、火で炙ったり、銀の矢で傷つけたり、 農民の妻子を乱暴したり、富農を脅かしてお金を脅し取ってる奴も多い 村人に助けを求められた唯と小鳥は、目に余る振る舞いをした魔狩人を何人か殲滅し、乱暴を控えていた魔狩人は退去勧告を済ます 魔人復活阻止編 ルルウィ聖騎士のアミルから、ハラボフで唯の同年代の中に魔人が混じっていることを告げられる 10年以内に魔人は本来の力を取り戻すが、その前に倒せば復活を阻止できるとのこと アミルは魔人追跡の過程で権力者による痕跡揉み消しに気付き、犯人が唯の同年代でハラボフの権力筋だと目星を付ける 魔人は用心深く危険を避ける。犯人は魔人ではなく、見返りと引き替えに魔人復活を目論む手下の人間の可能性もある アミルも気付いていないが、アミルと預言を受けた巫女との会話をこっそり聞いた者達がいる 彼らは彼らで独自活動をしてハラボフ付近に潜入。サハリン兄妹に疑いの目を向けている 魔人の見分け方 権力がある。完全復活してなくとも強い。基本的に狡猾でリスクを嫌う 魔人は時間の経過によって封印が弱まり、強くなる。覚醒前に肉体を破壊すれば、倒せるか数世紀は復活しない アミルが、魔人かどうかを判別できる聖なる矢を9本所持。判別に使うと消滅。聖なる矢を所持していると、魔人の洗脳等に対して抵抗できる 確定白はヴェルダンディの加護持ちの唯と聖なる矢で判別した小鳥 容疑者 紬 強さ的には、魔人と見紛う。やや技量は低いが破壊力は魔人級 金稼ぎに夢中になるタイプだけど、楽しかったぜ、唯ちゃんとの友情ごっこなパターンかも? 憂 弱いので多分違う。実は強かったら? 嘘だよね。憂。愚かな人間めが……ってオチもあり得る 小鳥 リスクを避けて、冷酷なところがある。但し弱いし、策士策に溺れるな面がある。俗物 ※白確定 アイナ きれいすぎる。相当な強さ。慎重派 ギニアス 唯ちゃんはよく知らない。小鳥に頼めば面識を持てる パフィ 多分、こいつだよ。間違いないよ。邪悪な匂いがするよ!ゲロクセー!どぶ以下の悪党だぜ! しかし紬のいるところで唯に喧嘩を吹っかけるなど、魔人らしくない面もある。唯に喧嘩を売った後に魔人の協力者になった可能性も? ぼのぼの うーん。小説だと実はってオチもあるけど? 情報が少なすぎる チエ 魔人が、ホルモンを焼いて銭稼ぐ? お登勢 年長者なので魔人ではない。但し魔人の手下かもしれない 阿紫花 同上 志村妙 お登勢が後継者に指名した少女 情報が少なすぎる 登場人物(3世編) 発言力 手柄で地位が上がる。地位が高いほど、発言力が上がりやすい 発言力が大きいと大きな仕事やたくさんの仕事を提案できる 例:初期唯ちゃんはゴブリン討伐を提案できない。できるのは精々見回りの強化くらい。魔狩人騒動に対処した後の唯ちゃんは遠征計画を提案できる 周辺地図(3世開始時) ノール 〇 〇 ハラボフ フォーク砦● △街道 山 山 トーリオ〇 △街道 山 ゴブに占領農場 ● ● ゴブの占領村 △街道 ゴブの占領村● 三世の軌跡 14歳 1週 武力で身を立てる事を決意 15歳 3週 妹を苛めるガキ大将を殴り殺す 16歳 19週 初陣。街道の見回りでゴブリンを4匹討ち取る。【街道の戦い】クエスト達成 16歳 50週 ゴブリンの挑発部隊を壊滅させる。【ゴブリンハント】クエスト達成 18歳 15週 二世がブリジットにもらった聖別の短剣の返還要求を切っ掛けに、パフィと怨敵関係になる。むしゃくしゃして1人で12人の盗賊団を壊滅させる 19歳 9週 トーリオ山中の村の住民全員失踪事件を調べに行く。全ての住民が人狼化したと思しき証拠を見つけて帰還。該当地区を封鎖する。【狼の住まう村】クエスト達成 20歳 8週 ゴブリンの略奪部隊を2つ潰し、合計で10匹を殲滅。【2つの牙】クエスト達成 20歳 10週 メルシアがアイナに仕える 21歳 30週 アミルからトーリオ山中の動静を聞く。魔人復活阻止でアミルと手を組む 22歳 9週 トーリオ山近隣で無法に暴れる魔狩人を征伐して、ハラボフの影響力を拡大。暴れていない魔狩人には退去宣告する 【魔狩人への対処】クエスト達成 22歳 36週 小鳥の兵と共にゴブリンの拠点に遠征&攻略。【ゴブリンの拠点攻略】クエスト達成 聖なる矢で小鳥を魔人判別。外れ。事情を打ち明ける 22歳 39週 お登勢の後継者紹介 次の遠征計画、アイナが遠征に参加。唯ちゃんが戦闘Lv2に 【ゴブリンの前哨拠点攻略】クエスト達成
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/1516.html
416 :後悔した人の話 [sage] :2012/03/12(月) 02 13 04.58 ID Xj5UDl4b (2/7) 拝啓、皆様、新年あけましておめでとうございます。 世にいる皆さんは正月を楽しんでいるんだろうか? もし楽しんでいられるというなら、実に結構だ。 人生が順調にな証拠だよ。 では、人生の落伍者にとっては? まあ詰まる所、今の俺みたいになる、ということだ。 1年の初めだというのに、死んだ両親の代わりに親戚の集まりに呼ばれ、 定職にも就かないどころか返す当てもない借金持ちでは嫁さんも貰えない、と毎年毎年同じお説教を頂戴して、 その後は部屋の隅でこそこそ隠れながら時間が過ぎるのを待っているわけだ。 全くもって例年通り、本当に…… 417 :後悔した人の話 [sage] :2012/03/12(月) 02 13 44.33 ID Xj5UDl4b (3/7) 「ところで、蓮ちゃんはまだ来ていないのかしら?」 例年通り、だと思っていた俺の心臓が跳ね上がった。 けれど、"蓮"と、誰かがそう言ったのがはっきりと耳に入った。 「蓮が来るんですかぁ!?」 思わず上げた大声に、叔母さんが体を震わす。 「え、ええ、蓮ちゃんから昨日電話があったそうなの。 あの子、欄君には言ってなかったのね」 当たり前だ、もし知っていたら間違ってもこんなところに来るものか。 こんな所で出会うなんて予想もしていないぞ、あいつはアメリカにいたはずだ。 親の葬式にも顔を出さないようなやつがどうしてわざわざ正月の集まりなんかに? いや、そんなのどうでもいい、早くここから逃げないと。 「すいません、俺、今日これからバイトがあるんです、だから……」 「おいおい、何言ってるんだよ、折角、妹に6年ぶりに会えるって言うのに」 「いえ、急がないと」 俺を止めようとする親戚を押しのけて手をかけるよりも一歩早く襖が開いた。 「お待たせしました。 ごめんなさい、思ったより来るのに時間がかかってしまって……」 そして、襖の向こうに立っていた、背の高い女と向かい合う形になった。 涸瑠 蓮(かれる れん)、俺が世界で一番会いたくない人間、俺の妹……。 「あら、兄さん、お久しぶりです。 お出迎えですか、ふふ、そんなに蓮に会いたかったのかしら?」 クールな表情を和らげて蓮が笑った、ように周りの連中は思っただろう。 418 :後悔した人の話 [sage] :2012/03/12(月) 02 14 28.39 ID Xj5UDl4b (4/7) **************** 「ほー、じゃ、蓮ちゃんは社長なのか!!」 親戚の一人が感心したように頷く。 「ええ、社長、と言いましても小さなバイオベンチャーですが……。 でも最近、○○製薬とパテントの使用契約が結ばれて、 少なくとも向こう数十年はなんとか大丈夫というところですね」 良くは分からないが、少なくとも、蓮があちらで成功していたと言うことなのだろう。 蓮が来てから1時間ほど立つが、蓮は親戚達の相手をしっぱなしで俺には視線の一つも寄越さない。 ひょっとして、もう俺には興味がなくなったのだろうか? だったら幸いだ、このまま何事も無く過ぎてくれれば……。 「あれ、兄さんどうされましたか? そんな怖い顔をされて」 まるで俺のそんな安堵を読みきったかのように、急に蓮が俺へ興味の矛先を向ける。 そして、俺の前に座ると、じっと俺の顔を見つめたまま動かなくなった。 暫くしてから、ぽん、とわざとらしく手を叩いて頷いた。 「ふふ、失礼いたしました。 明けましておめでとうございます。 さ、お年玉ですよ」 そう言って、全く飾り気のない、だが、目を見張るほど分厚い茶封筒をスーツのポケットから取り出し俺に向ける。 親戚の子供が呆けたようにそれを眺めるのを、母親が小声でたしなめる。 だが、彼女自身も、いや、その場の誰もがその封筒から目が離せていない。 中には紙幣が300枚近くは入っているだろう。 少なくとも、俺の借金を返済するのには十分すぎる量なのは間違いない。 419 :後悔した人の話 [sage] :2012/03/12(月) 02 14 58.57 ID Xj5UDl4b (5/7) 「な、何だよ!? それ!?」 「何って、お年玉ですよ。 兄さんは奨学金が返せなくて困っているって、聞いたものですから……ね?」 「そんなの、お前に何の関係があるんだよ?」 「ふふ、困っている兄さんを妹の蓮が助けるのに理由なんて要りますか?」 俺は何も返せず、黙って蓮を睨むしかなかった。 「でも、どうしても要らないのなら、仕方がないですよね……」 ため息をつきながら、蓮がゆっくりと封筒を仕舞おうとする。 「あら、どうされましたか、ふふ」 「え、あ、ああ?」 気づいた時には蓮の腕を掴んでいた。 それを見た蓮が笑いながら、俺の前にもう一度その封筒を突き出す。 「駄目ですよ、大事なものですから、無駄遣いなんてしちゃ、ね」 「ありがとう……ございます……」 消え入るような声で返事をして、蓮の顔が見えないように俯いたまま、両手で受け取る。 封筒はずっしりとして、重い。 「いいえ、たいしたものではないですわ、蓮にとっては、ね?」 さっきまでの宴の賑やかな雰囲気は消え、居心地の悪い思い空気が充満する。 その中心にいるのが俺だ。 口には誰も出さないが、親戚たちが俺に向ける侮蔑の感情を向けている。 妹にたかり、寄生する兄。 この場にいる誰もがそう思っているだろう。 420 :後悔した人の話 [sage] :2012/03/12(月) 02 16 16.84 ID Xj5UDl4b (6/7) 「ったく、蓮ちゃんは高校出たてでアメリカに渡って、自力で会社まで興したってのに……。 お前は大学まで出させて貰ってフリーターか、いいご身分だよなぁ?」 口火を切ったのは、叔父さんだった。 「あらあら、おじさま、そんなことを言わないでください。 私にとっては唯一の肉親なんですよ。それに、出来・不出来は本人の責任なんかじゃありませんわ。 兄さんは昔から努力家だったのですから」 「努力も何も駄目なものは駄目だ。 ほんっとにお前は出来が悪いやつだな。 俺だって高卒なのにお前の年くらいには会社に入って、結婚して、今じゃ・・・・・・」 ごちゃごちゃと何かを言おうとする叔父を蓮が宥める。 「出来が悪いかどうか、そんな事は私には分かりませんが、 ……兄さんには私がいないと、何も出来ないのは確かもしれないですね」 叔父の相手をする合間に少しだけこちらに顔を向けて、俺だけに見えるように、にたり、と口をゆがめて笑う。 猫が動けなくした小鳥を転がして遊ぶ、そういう場面をイメージさせる気持ちの悪い笑顔だった。 「……すいません、ちょっと失礼します」 俺はトイレに行くと言って席を外した、そのまま玄関へ向かい、靴を履く、 音を立てないようにそっとドアを開けて、そして、全力で駆け出した。 親戚たちにどう言われようと知ったことじゃない、けど、蓮とは一分一秒でも一緒に居たくない、 その時の俺の頭の中は蓮から少しでも遠くへ逃げることだけしか考えられなかった。 目次
https://w.atwiki.jp/arabchan/pages/13.html
アラブちゃん 本名:アラブなんたらかんたら 年齢:13才 身長:148センチ 体重:??キロ 口癖:気にしない! 髪色:緑がかった黒 瞳色:緑がかった金 イメージカラー:白×金×緑 一人称:アタシ 他人の呼び方:パーム、チェイン、動物軍団→呼び捨て ローズナイト→ローズナイト様 ブルーローズ→???(未定) ユーキ→ユーキさん 石油王の娘。超お金持ち。基本的に自信満々。 運動神経は抜群だが頭はちょっと残念? あらゆる行動が銭に繋がる超金運の持ち主。 イケメンには目がない。 その他→ツンデレ・ナイペタ・八重歯チラ見せ・ヘソ出し
https://w.atwiki.jp/shinchan_chokinbako/pages/17.html
信ちゃんの鼓笛隊 1988年製作(「協和」) 指揮者 © MANDARAKE INC. トランペット 小太鼓 シンバル
https://w.atwiki.jp/okaishonen/pages/86.html
桃ちゃんが星空を眺められる場所がいいと希望したので、僕らは山下公園まで歩いてきていた。 ここはデートスポットで有名なので周りにはたくさんのカップルで溢れ返っている。 僕と桃ちゃんみたいなお子様にはまだ早そうな場所みたいで、居心地が悪い。 素直に帰るといってくれないとは思うけれど、ここは帰ろうと言い出してみることにしよう。 「桃ちゃん、早く帰らない? ここ、カップルでいっぱいだよ。僕ら確実に浮いてるよ」 「いいじゃん、気にしないの。うちらだってカップルみたいなもんじゃん。ここまできたら、港までいこうよ」 「えぇ~マジでぇ!?」 やっぱり予想通りに帰るとは言ってくれず、桃ちゃんはすたすたと奥へ進んで行く。 やれやれ、桃ちゃんはこういうときは言い出したら何言っても無駄なんだよな。 溜息をこぼしながら、僕は桃ちゃんの隣をしっかりキープする。 こんな危なっかしい場所で一人にしたら、桃ちゃんみたいな可愛い子だと何があるかわからないし危険だ。 「ねぇ、千聖。ほらほら、みてみて。あそこのカップルなんてキスしちゃってるよ。うわぁ~すごぉい」 口元に手をあてて、関西のおばちゃんが面白いものをみつけて喜んでいるみたいにはしゃぐ桃ちゃん。 ベンチに座ってキスしてるカップルをしっかり指でさしてしまっているし。 はぁ、僕がどれだけ心配してるか知らないで本当に呑気な人だな。 「あのさ、キスしてるのを見たらまずいでしょ。それに声が大きいって。見るなら静かにしなよ」 「なになに、その私は見ません的な言い方。自分だって見てるでしょ。見るなら静かにとか言ってさ」 「はいはい。見てました。桃ちゃんほどじっくりは見てないけどね」 「ちさとはまだ子供だねぇ~あれくらいさ、みんな普通にしてるってよ。舞美だってキスしてほしいとか期待してるんじゃないの」 本当に関西のおばちゃんがからかうように肘で僕を小突いてくる。 顔だってどんなことを想像してるのか知らないけど、男の子の僕なんかよりよっぽどいやらしい。 桃ちゃんは僕と舞美ちゃんがキスしたことを知らないのだろうな、この調子だと。 去年のコンサートツアーで実は僕からキスした映像が、ばっちりとDVDに収められているっていうのに。 「舞美ちゃんとキスするっていったって、恋人でもないんだからしようって言って出来るわけないじゃないか。というか、僕だってキスくらいあるよ」 「え、えぇ~あんたがキスしたことあるって見栄張ってるんでしょ。無理しないの」 本当にDVDに入ってるあの映像を見たことがないんだろうな、桃ちゃんは。 僕だって自慢じゃないですが、キスくらいしたことはあるんです。 その先はまだ早いかなって自粛してるけど、いつかは大好きなあの娘と出来たらいいかなって思ってはいる。 それを言うと桃ちゃんが面白がって話がややこしくなりそうなのでここでは内緒にしておこう。 「笑ってるけど、そういう桃ちゃんこそキスくらいしたことあるの? あ、まさかないとか?」 「ちょ、ちょっと~何で中学生のあんたにからかわれなくちゃならないわけ? 信じられない。あのね、ありますよ。それくらい」 「そっちこそ無理しちゃって~いいんだよ。僕の前だからって見栄張らなくてさ。素直になっちゃいなよ」 さっきはそっちからからかってきたんだから、これでおあいこだぞ。 僕がからかったからか、桃ちゃんはいつもベリーズにからわれてるときみたく騒ぎまくっている。 「あははは、やっぱりないんだ~桃ちゃんキスしたことないんじゃん。子供だねって言葉、そっくりあげるね」 「くぅ~ガキんちょのあんたに言われることになるとはね。あぁ~悔しい~もぉ~こうなったらキスした経験でっちあげてやる」 「それは嘘つきになるよ。泥棒の始まりだからね。いけないんだ~」 僕が調子に乗っていたことがいけなかったのかもしれないけど、ああいう不意打ちはよくない。 桃ちゃんは反撃もしてこないでじっとみつめてきたかと思うと、僕の頭を掴んで自分の唇を近づけてきた。 スローモーション映像をみている感覚で近づいてくるのがはっきりとわかるのに抵抗できない。 くっつく、なんて思ったときには時すでに遅し。 桃ちゃんの唇で僕の唇はふさがれていた。 ←前のページ 次のページ→
https://w.atwiki.jp/shinchan_chokinbako/pages/24.html
大きくなった信ちゃん 新聞配達 おまわりさん ブレザー・スタイル 八百屋さん © MANDARAKE INC.
https://w.atwiki.jp/okaishonen/pages/81.html
とにかく最高のライブだった。 僕は聴きこんだアルバムの曲を唄ってもらえたこともあって、ファンの人たちと一緒になって踊った。 ライブが始まるとこんな調子だったから、舞美ちゃんたちがどうやってライブを楽しんでいるかなんて気にならなかった。 アテロビが続いていても、こんな風にライブが出来たかは怪しいから、羨ましい気持ちもなくはない。 それでも楽しめたのはBuono!の三人からも楽しいオーラが伝わってきたからだ。 愛理、雅ちゃん、桃ちゃん、最高のパフォーマンスをありがとう。 昼と夜の公演が終わり、僕は桃ちゃんに言われた通りに楽屋に向かおうと裏口に回った。 裏口では機材を運びだすスタッフさんが大勢いて、まさに今終わったんだなと実感してしまった。 さっきまでは僕も横浜BLITZの中ではしゃいでいたはずなのに、今ここにいるのはいまいちピンとこない。 まだライブが終わって後すぐとなって、体が飛び出しそうな興奮がある。 今なら何だって出来そうな気分になった僕は、帽子を目深に被ったまま警備員さんの前を通った。 当然のことながら呼びとめられ、ここから先は関係者以外禁止と機械がインプットされた言葉しか話さない印象しかない。 僕は仕方なしに帽子をとり、岡井千聖であることを証明する。 たまたま警備員さんが僕の顔を覚えていてくれたから、案外あっさりと通してもらえた。 中に入っても、後片付けをするスタッフさんの忙しさは変わらず、慌ただしく動き回っている。 スタッフさんを見ていたら、自分だけ完全にプライベートで遊びで来ていることを思って恥ずかしくなる。 手に握っていた帽子を目深に被り直して、楽屋まで走った。 Buono!の楽屋前までくるとドアをノックをしようとした手が止まった。 中からはBuono!の三人の声以外に、千奈美ちゃんや舞美ちゃんの声が混じっている。 そうか、舞美ちゃんたちが来ていることをすっかり忘れていた。 このまま、僕がノックしていいんだろうか? ふとこんな疑問が出てきてしまったのだけれど、どうしようか。 スタッフさんのこともあって恥ずかしさはあったから、急きょ桃ちゃんをメールで呼び出すことにした。 『件名:ちょっと楽屋前まで来て よm(。・ω・。)mろm(。-_-。)mしm(_ _)mく 楽屋の前まで来ているから、悪いんだけど出てきてもらえないかな? 皆には内緒ね 千聖』 中からは桃ちゃんがトイレ行ってくると言いだす声が聞こえてきた。 どうやらメールをすぐに確認してくれたみたいで、楽屋の前まで出てくれるらしい。 楽屋のドアが開き、中からきょろきょろと周りを確認する桃ちゃんの頭がみえる。 僕は桃ちゃんに最低限聞こえる声でこっちまで来てと呼びかけた。 声を聞き、桃ちゃんは僕の居場所を発見して小指を立てながら走ってきた。 「もう、普通に楽屋に来ればいいじゃん。中には舞美たちもいるんだからさ」 「僕だけ遊びで来てるようなものだから、気まずいかなぁ~と思ってさ。そうそう、ライブ招待してくれてありがとう」 「うん、そうそう、まずはそこだよ。どうだった?」 最初は呼び出されて面倒そうだった桃ちゃんも、ライブのことになると目を輝かせて食いついてきた。 ライブを見に呼んだのだから、感想は気になって仕方なかったはずだ。 僕はありのままに桃ちゃんに感想をぶつけていた。 聞いていた桃ちゃんは最高の一言を聞き、「照れるじゃん」と照れ臭そうに笑い出した。 やっぱり桃ちゃんは笑顔が最高に可愛いなぁ。 「千聖がそう言ってくれるとはねぇ~お姉さん、とっても嬉しいかも」 「桃ちゃんが僕にお姉さんって言うの聞いたのは久々だ。そう言えば、そんなこともあったかなって感じがするよ」 「もぉ~私はキッズに入った時から、あんたのお姉さんだと思ってたよ。世話のかかる弟が増えたなって」 「世話がかかるとか言うけど、ベリーズのメンバーからみたら桃ちゃんこそ世話のかかるお姉ちゃんだよ」 「言ってくれるねぇ~私はあんたよりもしっかりしてるつもりだけどねぇ~」 桃ちゃんはそう言って腕を組んで、片方の口をうんとつり上げて不敵に笑い出す。 僕も負けじと桃ちゃんと同じポーズをして、鼻についた笑い方をして「どこが」と一言返す。 「あらあら、お姉さんは何でもお見通しなんですからね。舞美のことを好きなんだって千聖?」 「どこで聞いたのか知らないけど、それがどうかしたの?」 舞美ちゃんのことを話題に上げられるのはすごく勘弁してほしい。 それで怖気づいたら桃ちゃんの思うつぼなので、僕はゲキハロで培った演技力をフルに発揮させて見得をはる。 「それがどうかした? 面白いこというじゃない、ぼうや。私は舞美があんたをどう思ってるかも知ってるんだから」 「へぇ~じゃあ教えてもらいたいな」 「教えてあげてもいいけど、あんたがショック受けそうだからやめておくね」 「本当かな? 知らないくせにそう言って僕を騙そうとしているんじゃないの?」 「本当に知ってるから言ってるの。舞美は私の友達でもあるんだから、知ってて当然じゃない」 桃ちゃんが舞美ちゃんと仲がいいとは初耳だ。 確かにちょくちょくみかけていたけれど、友達にはあんまりみえなかったな。 いっつも桃ちゃんが一方的に舞美ちゃんに話しかけている場面しかみていないせいかもしれないけど。 「友達の桃ちゃんは何を知っているって言うのかな?」 「舞美があんたを好きってことよ・・・はっ、しまった・・・内緒にしておくはずだったのに」 自分で言った後、事の重大さに気づいた桃ちゃんは口を手で塞いでその場で地団駄を踏みはじめた。 「迂闊だったわ、あんた姑息ね」 「いや、ただ単に桃ちゃんが馬鹿なだけだと思うけど・・・」 「まぁいいわ。あんたも成長したってことで褒めてあげるから」 精一杯の強がりをみせる桃ちゃんは、これはこれで可愛いのでほおっておく。 「私がライブに呼んだっていうのも、それに関連したことっていえば関連したことなんだけどね」 「あ、そう言えばどうして僕を呼んだのかははっきりしてなかったもんね」 「あんたをね、舞美に相応しい男かどうか試してあげる」 桃ちゃんはまた腕を組んで偉そうにこう言うのだった。 ←前のページ 次のページ→
https://w.atwiki.jp/okaishonen/pages/77.html
今日は静岡の浜松で℃-uteのコンサートがあり、私たちは新幹線に乗って静岡までやってきた。 あいにくの雨で、遠くから会場まで来てくれたファンの人たちのことも気が掛かりだけど、一番の心配は我がリーダーだ。 今、会場でリハーサルを行っているのは私を含め六人なのだ。 舞美ちゃんは遅刻して私たちと同じ新幹線に乗り遅れ、まだ新幹線の中にいる。 リーダーなのにおっちょこちょいで頼りないところがある舞美ちゃんは、それでも℃-uteには大事なリーダーだ。 私個人としても、舞美ちゃんはいつまで経っても本当のお姉ちゃんみたいに思っている。 千聖とのことは嘘なんだと言ってほしいけど、嘘じゃないことは自分自身がよくわかる。 だから、今もこんなに苦しい想いをしているんだもの。 その苦しい思いをちょっとでも取り除きたいくせに、私は今、千聖を尾行した。 千聖はリハーサル中もずっと気にしていた、舞美ちゃんの現在の様子をマネージャーさんに尋ねいている。 「マネージャーさん、舞美ちゃんはまだなのかな?」 「そうね、同行してるスタッフの話だとあと一時間くらいってことだけど。千聖は舞美がそんなに心配?」 そわそわとして落ち着きなくリハーサルをしていたせいで、千聖はスタッフさんから集中していないと注意されていた。 それでも、舞美ちゃんが心配で仕方なかったから、こうしてマネージャーさんを探し回っていたのだろう。 舞美ちゃんの心配をする千聖の顔は真剣そのもので、今日みた顔で一番力がある。 そんなに舞美ちゃんが心配なの? もしも、私が舞美ちゃんみたく遅刻したら千聖は心配してくれるよね。 「うん、やっぱりリーダーいないとしまらないからさ。舞美ちゃんに全力で走ってこいって伝えといてよ」 「ふふっ、はいはい。千聖、休憩もうすぐ終わりだからステージに戻る」 「はぁ~い」 舞美ちゃんがいつ来るのか、それがわかると嬉しそうな顔でリハーサルに戻っていった。 千聖、私があなたから離れたんじゃないよ、あなたが舞美ちゃんにくっついていっちゃっただけなんだよ。 ギュっと張り裂けそうになる胸を抑え、私も千聖を追いかけてリハーサルに戻る。 まだ諦めちゃダメだ、チャンスならこれからどんどんあるんだから。 「休憩おわり、リハーサル続きやるよ!!」 客席からスタッフさんの声が会場いっぱいにこだまする。 私は笑顔の千聖をチラチラと眺めながら、自分の立ち位置についた。 舞美ちゃん、気持ちなら私は負けないからね。 「お待たせ~ごめんねぇ~皆」 あれから一時間、慌てた様子で会場に舞美ちゃんが到着した。 舞美ちゃんが到着する頃には、私たちはリハーサルを通しで何度もやって疲れていた。 ジャージ姿でステージに上がってきた舞美ちゃんに、皆が遅いぞと声をかけつつ、笑顔で出迎える。 私もそうしたかったけど、怒りたい気持ちが胸の中をグルグルと渦を巻いている。 遅刻をしてきて笑顔で謝られても全然許す気にならないし、何よりあんなに千聖の気持ちを独占してしまうのが許せない。 私だって、お姉ちゃんのことは許してあげたい。 でもね、やっぱり千聖をいきなりかっさらっていくのはダメなの。 「もぉ~そうやって皆が甘やかす。だから、舞美ちゃんは遅刻するんだよ。舞美ちゃんも舞美ちゃんだよ」 「どうしたの、舞ちゃん?」 皆が一人勝手に怒る私をおかしなものを見る目でみてくる。 私一人を除いて皆が許しているよ、と空気を醸し出しているのに、私だけが怒っているから浮いてしまう。 何さ、もう知らない。 「舞ちゃん、ごめんね。お姉ちゃん、お寝坊さんだったね」 「いいよ、ちょっと怒ってみたかっただけ。それよりリハーサルの続きをするんでしょう」 はぁ、舞美ちゃんの到着で一層激しく降るようになった雨に、私の悲しみの涙もちょっぴり混じっているのかもしれない。 そう思いながら、私はリハーサルに頭を切り換えた。 次のページ→
https://w.atwiki.jp/okaishonen/pages/85.html
横浜の街を男の子と並んで歩くなんて、とってもロマンチックで胸躍る展開なのにそうはならない。 なれるはずがない。 たとえるなら、いとこの男の子に憧れのお姉さんとして好かれていたのが、久しぶりに会ってみたら別のいとこを好きになっていた、というところか。 千聖もいつまでも子供ではないのだから、好きな女の子ができて当然だし、私がそれを束縛する理由があってはならない。 なのに、そう割り切れない自分が二人の恋路の応援を拒否している。 二人がうまくいけば、きっと私から離れていってしまう気がして、心配でたまらない。 相思相愛だけにお互いの気持ちがわかったら、すぐにでも結ばれるだろう。 恋人となった二人が、私がいくらメールをしても相手をしてくれないことや休日に会ってもくれない、そんな気がするのだ。 二人の性格を考えればそれはありえない、と言い聞かせても自分には悪い方向にしか先が予想できない。 どうしてこうも私って人間はネガティブなんだろう、そう思わずにはいられなかった。 「ねぇ、千聖はいつまでも変わらずに私をお姉ちゃんって思ってくれる?」 「え? そ、そりゃ~まぁね。桃ちゃんはいつまでも僕のお姉ちゃんだよ。大丈夫」 駅から離れ、ネオンの光が届かない場所まで歩いてきていた。 小さい私たちではそんな場所を歩くのが心許ないけど、星の光をじっくりと見上げるにはこちらの方が都合がいい。 ネオンのギラついた光よりも、弱々しくても温かい自然の光が今はほしかった。 「本当かなぁ。あんた、最近だとえりかちゃんによくお姉ちゃんって抱きついてるじゃん」 「なぁんだ、桃ちゃんも結構みてるんだね。えりかちゃんはえりかちゃんだよ。エッチなのがたまにキズだけどさ」 「私なんかよりもよっぽどお姉ちゃんらしいもんね。えりかちゃんはえりかちゃんって言っても、えりかちゃんの方がいいんでしょ?」 「やけに引っかかる言い方だなぁ~大丈夫だって。桃ちゃんは友達みたいなお姉ちゃんでいいじゃない」 友達、か。 お姉ちゃんの前に友達がつくんだ。 えりかちゃんには本当のお姉ちゃんと接してるみたいに甘えたりするくせに。 いくら℃-uteのメンバーでいつも一緒でも、キッズに入りたての頃みたいに甘えてきてほしい。 桃ちゃん、桃ちゃんって飽きるくらいに言ってほしい。 口では友達みたいなお姉ちゃん、と言ったところで私なんかよりも℃-uteのメンバーをとるくせに。 舞美にしたってそうだ。 「彼氏が出来ても、桃との友情は変わらないよ。ずっと友達」 女同士の友情って脆いってよく聞くよね、と話を振ったときに聞かせてくれた言葉である。 舞美は恥ずかしさを感じても、最後までやり遂げる意志の強い子だ。 私も舞美にあわせて、「やだぁ~嬉しいこと言ってくれるじゃん。桃も一緒だからね」と返しておいた。 嘘をつくので下手な舞美のまっすぐな言葉を忘れることができそうにない。 なのに、私は二人とも去ってしまわないか心配でならないからこそ、こうして念を押しての確認に入っているのだ。 「千聖、友達なら友達で困ったことがあったら相談しろよぉ。舞美のことなら私がよく知ってるんだからさ」 不安を押し殺し、私はありったけの力で自然な笑顔になるよう努めていた。 少しでもお姉ちゃんらしく振舞おうと精一杯の努力だった。 ←前のページ 次のページ→
https://w.atwiki.jp/amachan/pages/15.html
JJガールズ(じぇいじぇいがーるず) 足立ユイと天野あきによるアイドルユニットの初期の名称。 北三陸の方言「じぇ」に由来する。 2009年3月お座敷列車の運行を機に、「潮騒メモリーズ」に改名された。 右手を上に伸ばし、左肘を曲げて「J」の形を作る決めポーズも存在した。 K3NSP合同サミット(けーすりーえぬえすごうどうさみっと) 北三陸市の観光活性化策を話し合うための会議。 毎月第1日曜日に観光協会で開かれる。 「北三陸をなんとかすっぺ」の略。 参加者は、北三陸駅の大向駅長、吉田副駅長、観光協会の菅原会長、栗原、足立ヒロシ、 海女クラブの天野夏会長、漁業協同組合の長内組合長夫妻、商工会の今野会長夫妻、 琥珀愛好家の小田、まめぶ汁愛好家の安部(2008年9月まで)。 進行は、菅原観光協会会長または大向駅長が務める。 5時だべわんこちゃんねる 岩手こっちゃこいテレビ かっけー 幸来 北三陸秋祭り 北三陸駅 北三陸高校 北三陸市 北三陸鉄道 北の海女 喫茶リアス / スナック梨明日 じぇ 潮騒のメモリー 潮騒のメモリーズ 袖が浜 南部ダイバー